研究課題/領域番号 |
17K08073
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
板垣 匡 岩手大学, 農学部, 教授 (80203074)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 牛コクシジウム症 / nested multiplex PCR / Eimeria / 種識別 / 牛 / コクシジウム症 / ITS2 / nested multiplex PCR法 / 種識別診断法 / コクシジウム / ウシ / 遺伝子診断 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本における牛寄生Eimeria属原虫の種識別法を開発し、牛コクシジウム症の新たな診断法を確立することを目的とした。牛寄生Eimeria属原虫10種(E. cylidrica、E. subspherica、E. wyomingensis、E. auburnensis、E. ellipsoidaris、E. zuernii、E. alabamensis、E. bovis、E. bukidnensis、E. canadensis)を識別し、 複数種の同時検出も可能なnested multiplex PCR法の開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
牛のコクシジウム症はEimeria属原虫の感染に起因し、世界の畜産業に甚大な経済損失を与えている.その診断には糞便中オーシストの検出とその形態的種同定が求められる。しかし、検査には寄生虫学的熟練と時間を要し、新たな検査法の開発が望まれている。本研究では、牛寄生Eimeria10種を遺伝子領域のDNA塩基配列の違いで識別できることを明らかにし、 複数種の同時検出も可能なnested multiplex PCR法の開発に成功した。これにより、特別知識を要しないPCR検査法で牛のコクシジウム症を診断することが可能になった。
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