研究課題/領域番号 |
17K08078
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
|
研究機関 | 岡山理科大学 (2018-2019) 鳥取大学 (2017) |
研究代表者 |
杉山 晶彦 岡山理科大学, 獣医学部, 教授 (00432609)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | メダカ / 精巣 / メトトレキサート / カドミウム / 細胞死 / アポトーシス / 細胞増殖抑制 / 細胞周期停止 / 精原細胞 / 精母細胞 / p53遺伝子 / 細胞増殖活性低下 / 精巣毒性 |
研究成果の概要 |
メダカを用いた精巣毒性評価系が化学物質曝露の精巣への影響を評価する系として有用か否かを明らかにすることを最終目的として、精巣毒性物質カドミウム、メトトレキサートのメダカ成魚期曝露が精巣に及ぼす影響およびメトトレキサートのメダカ胚・仔魚期曝露が精巣の発達に及ぼす影響に関する解析を実施した。カドミウム、メトトレキサートのメダカ成魚期曝露が精巣に及ぼす影響およびメトトレキサートのメダカ胚・仔魚期曝露が精巣の発達に及ぼす影響は、これらの化学物質がげっ歯類の精巣に及ぼす影響とほぼ同様であり、メダカを用いた精巣毒性評価系が化学物質曝露の精巣への影響を評価する系として有用であることを示唆する結果が得られた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究より、化学物質の精巣毒性評価系における評価動物としてのメダカの有用性を示唆する結果が得られた。げっ歯類を評価動物とした毒性試験が、3Rの原則の観点よりその実施の必然性を厳しく問われる社会情勢下において、本研究成果は非常に有意義なものであるといえる。また、本研究は、カドミウムおよびメトトレキサートといった水系環境を汚染しうる化学物質が水圏脊椎動物の精巣に及ぼす影響の全貌解明に迫るものであり、本研究成果は生態系に及ぼす化学物質のリスク評価という観点からも有意義である。
|