研究課題/領域番号 |
17K08090
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
李 天成 国立感染症研究所, ウイルス第二部, 主任研究官 (90370957)
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研究分担者 |
網 康至 国立感染症研究所, 動物管理室, 主任研究官 (10202699)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | HEV / 人獣共通感染症 / リバースジェネティック法 / リバースジェネティック / Rabbit HEV / 動物モデル / G5 HEV / 人獣共通感染症の可能性 / 細胞培養 / E型肝炎 / Hepatitis E virus |
研究成果の概要 |
本研究では新型HEV(HEV-5,HEV-6,HEV-8,Rabbit HEVおよびMoose HEV)の全長配列に基づき、Cap構造をもつ全長HEV RNAをそれぞれ合成し、PLC/PRF/5細胞にトランスフェクションし、ウイルスの複製を評価した。その結果としてHEV-5 の作製に成功し、HEV-5の細胞培養法を樹立した。カニクイザルはG5 HEVに感受性を有することが証明され、HEV-5は人獣共通感染を引き起こす可能性も示唆された。 同じリバースジェネティク法を用いたrabbit HEVの作製が成功し,rabbit HEVを接種したウサギに持続感染を呈した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新型HEV-5をリバースジェネティック法により世界は作製に成功した。また、HEV-5が霊長類のカニクイザルに感染することにより,HEV-5の人獣共通感染症の可能性が示唆された。この発見はE型肝炎対策の策定に非常に有意義なことである。また、rabbit HEVがウサギに持続感染を引き起こすことは動物モデルの樹立にも大いに期待できる。
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