研究課題
基盤研究(C)
サルにおけるレストンエボラウイルス(REBOV)感染実態を解明するための基盤技術の確立を目的として、フィリピンのREBOV感染サルにおけるウイルス遺伝子解析を行い、REBOV特異的な遺伝子領域を標的としたプライマー・プローブの設計をした。これを用いたリアルタイムPCR法を開発し、その有用性をフィリピンのREBOV感染サル組織から抽出したRNAを用いて検証した。REBOVのNPに特異的なモノクローナル抗体を用いた競合ELISAによる、血清抗体検出法を確立した。さらに、GPに対するモノクローナルを作製するための、GP発現系の開発を行った。
本研究により開発される抗体および遺伝子検出法は、現在、サル検疫施設において行われている検査に加え、レストンエボラウイルス感染の確定診断法として適用できる可能があり、公衆衛生対策への技術的貢献が期待できる。
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すべて 国際共同研究 (6件) 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 3件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件)
Neglected Diseases in Monkeys, Springer Nature Switzerland AG 2020
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巻: 印刷中