研究課題
基盤研究(C)
恒温動物の体温は熱産生と熱放散のバランスにより調節されている。熱産生のうち、筋肉運動に依存しない非震え熱産生を担う褐色脂肪組織の形成機構を明らかにするために、組織形成機構への内的および外的因子の影響を実験的に検証するうえで有利なモデルであるハムスターを用いて検討した。ハムスターにおいて褐色脂肪組織形成のスピードは環境温度により制御されるが、形成そのものは内因性の分泌因子により制御されることが明らかになった。
出生後に外温性から恒温性に転換する特殊なモデル動物であるハムスターにおける褐色脂肪組織の形成機構を理解することにより、哺乳動物に普遍的な体温制御システムの構築機構の理解に貢献できる。また、褐色脂肪組織は脂肪エネルギーを消費するため、肥満対策のターゲットとしても関心を集めている。本研究により見出された褐色脂肪組織形成を促進する因子は、褐色脂肪量を維持または増加させて太りにくい体質を獲得する新たなメタボリックシンドローム対策法の提示に向けた応用研究に活用できる。
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すべて 雑誌論文 (19件) (うち国際共著 3件、 査読あり 17件、 オープンアクセス 13件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (17件) (うち国際学会 2件、 招待講演 3件) 備考 (1件)
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