研究課題/領域番号 |
17K08129
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
統合動物科学
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研究機関 | 日本獣医生命科学大学 |
研究代表者 |
小柳 円 日本獣医生命科学大学, 応用生命科学部, 講師 (00543399)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 心理的ストレス / アレルギー / ストレス / 免疫 / ヘルパーT細胞 / グルココルチコイドレセプター |
研究成果の概要 |
心理的ストレス感受性の違いによりもたらされる免疫学的な影響を比較するため、ストレス感受性に関与する因子である糖質コルチコイド受容体(GR)の遺伝子配列が異なるC57BL/6およびBALB/cマウス脾臓細胞での、ストレスにより誘導される遺伝子の発現について検討を行った。マウス系統間での発現誘導の違いは明らかにならなかったが、ストレスを負荷する期間により発現が増加する遺伝子が異なることが明らかになった。短期間のストレスではGilz、Rtp801、Mkp-1遺伝子の発現が誘導され長期ストレスではこれらの遺伝子に加え、Bnip3、Trp53inp1の発現も誘導されていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会的・心理的ストレスを受けることにより、どのように身体に影響を及ぼすのか、また、その個体差・遺伝的差異は未だ明らかにされていない。それには、ストレスの種類によっても異なると考えられる。身体への影響のなかでも、特に免疫反応への影響というのは重要であり、解明されていないことが多い。さらに、ストレスによる免疫反応への影響の個体差により、アレルギー反応を引き起こす、もしくは、免疫細胞の反応性が下がり感染症にかかりやすい、または感染症が治りにくい状態になるのではないかと予想される。ストレスによる免疫応答の機序を明らかにすることで、アレルギー、自己免疫疾患等の免疫疾患の治療法の開発に役立つと考えられる。
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