研究課題/領域番号 |
17K08132
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
統合動物科学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
日野 敏昭 旭川医科大学, 医学部, 助教 (10550676)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 卵管 / 蠕動 / 精子輸送 / 卵巣ホルモン / 卵巣嚢孔 / 卵子 / 受精 / 体内受精 / 精子 / 蠕動運動 / 卵管液 / in situ / ライブイメージング |
研究成果の概要 |
交尾によって雌の体内に送り込まれた精子は、卵管内をどのように移動して卵子の待つ受精の場に到達するのか?我々は、生体に繋がったマウス卵管を直接観察する手法を考案し、精子は従来考えられていたように卵管液を泳いで移動するのではなく、卵管の蠕動によって生まれる卵管液の流れに運ばれて、受精の場に移動していることを明らかにした。また、卵管液の流れや蠕動は、卵巣ホルモンに制御されていることも示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトや家畜において、原因不明の不妊や、不授精による受胎率低下が報告されている。これらの異常を理解し、その原因を解明するためには、体内受精メカニズムの正確な理解が求められる。本研究成果は、ほ乳類における体内受精メカニズムの解明のみならず、ヒトの不妊症や家畜の受胎率低下の原因解明、ひいては、新たな不妊治療法の開発や家畜人工授精技術の改良に繋がると期待される。
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