研究課題/領域番号 |
17K08134
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
統合動物科学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
岸上 哲士 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (10291064)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 発生工学 / 体外培養 / 着床前胚発生 / 細胞小器官 / 胚発生 / 胚の発生 / 哺乳類 / 初期発生 / 発生率の改善 |
研究成果の概要 |
本研究課題は、ヒトの不妊治療や実験動物の発生工学技術に不可欠な着床前胚の体外培養技改善を目的として、胚の核やミトコンドリアを含む細胞小器官の機能制御による「機能性胚培養液」の開発を目指した。その結果、ミトコンドリアの機能障害の克服、体外成熟卵子の発生能の改善、グルコース代謝と発生能、細胞シグナルとクロマチン形成、オートファジーと発生能等について胚発生率改善につながる重要な知見を得ることができた。これらの新しい知見は今後発生率改善に向けた新規培養液開発に貢献することが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
哺乳類の着床前胚の体外培養技術は、ヒトの不妊治療や実験動物の発生工学技術に不可欠である。しかしながら、現在の培養液では体内環境に比べ容易に発生が停止し、その産子への成功率が限られている。本研究課題では胚の核やミトコンドリア、オートファジーを含む細胞小器官の機能制御の視点から「機能性胚培養液」の開発を行った。本研究を通じて、発生率改善につながるいくつかの重要な知見を得ることができ、今後産子率向上に向けて培養液改善につながることが期待される。
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