研究課題
基盤研究(C)
In vivoの状態を忠実に反映した高品質な新型ヒトおよびカニクイザルES・ iPS細胞を樹立するためのレポーターを作製し、カニクイザルES細胞へのレポーターノックインを行った。この過程で、実験初心者でも容易に培養できるよう工夫したレポーター入りのカニクイザルES細胞株を樹立した。また、狙った標的部位に変異を持つノックアウトカニクイザルの作出を試み、常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)の主要な原因遺伝子であるPKD1遺伝子を欠損した遺伝子改変個体の作出に成功した。
実験初心者でも容易に培養できるよう工夫したレポーター入りのカニクイザルES細胞株が樹立できたことで、今までサルES細胞を用いたことがない研究者でもサルES細胞を用いた研究がよりやりやすくなり研究の裾野を広げられると考えられる。また、カニクイザルにおいて疾患モデルを作出することにより、マウスなどの小動物を用いた従来の疾患モデルよりも正確にヒトにおける病態を再現できることを示した。作製されたサルモデルは新しい治療戦略を確立するための技術基盤となることが期待される。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 3件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 7件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 1件、 招待講演 5件) 備考 (1件)
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