研究課題/領域番号 |
17K08143
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
統合動物科学
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
鈴木 俊一 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, 上級研究員 (90391581)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 自然リンパ球 / インターロイキン / ブタ / ブレビバチルス菌 / 実験動物 |
研究成果の概要 |
血球マーカー陽性/分化マーカー陰性(CD45+CD3-CD8-CD14-CD16-CD21-)かつ特異的転写因子(T-bet、GATA3、RORγt)陽性の細胞として、ブタ自然リンパ球(ILC)1~3を検出する方法を確立した。野生型ブタにおいて、ILC1は末梢血、ILC2は肺で比較的多く存在し、ILC3は全ての組織で極めて少数であった。また、RAG2ノックアウトブタにおいては、末梢血を除く各組織でILC1と2の存在頻度が野生型より高かった。続いて、ILCを濃縮し、インターロイキン応答活性の解析を行い、ILC1におけるIFNγ誘導活性を確認することができたが、ILC2の活性は確認できなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マウスやヒトにおいて解析の進められている自然リンパ球が、これまで報告が皆無であったブタにおいても、同様に存在することを示唆するデータを得ることができた。十分な解析を達成するには至らず、濃縮方法や活性解析に関してさらなる検討が必要であるものの、本研究の成果は、実験動物としてのブタの汎用性拡大および産業動物としてのブタにおける抗病性向上に向けた研究の両面に資する可能性のあるものである。
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