研究課題/領域番号 |
17K08152
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
昆虫科学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
井内 良仁 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (60272069)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 長寿命解析 / シロアリ / 抗酸化システム / 活性酸素 / 抗酸化酵素 / 長寿命 / 低酸素 / 代謝調節 / 生存戦略 / ヤマトシロアリ / 代謝制御 / 寿命制御 / 酸化ストレス |
研究成果の概要 |
短寿命の昆虫種の中にあって「寿命と生殖のトレードオフ」を打ち破り, 10年以上の超長寿命と多産を可能にしたヤマトシロアリの生存戦略について,抗酸化システムに注目した解析を行った。 その結果ヤマトシロアリは他種の昆虫に比べて非常に優れた抗酸化システムを有しており,特に長寿の生殖虫では抗酸化酵素そして酸化傷害修復酵素がその長寿命と高い生殖能に積極的に働いていることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
長寿を可能にしたシロアリの戦略はヒトとは一見異なるように見える。しかし, 本研究からヒトの老化抑制・健康寿命延長にも応用可能な知見が得られたと我々は考えている。今まで老化・寿命の生物モデルとして扱われてこなかった生物を, 真に長寿命な生物として研究対象として取り扱うことが可能であることを示したことで, 今後のこの分野のブレークスルーが期待できる。
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