研究課題/領域番号 |
17K08171
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境農学(含ランドスケープ科学)
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
戸田 武 秋田県立大学, 生物資源科学部, 准教授 (00506529)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | イネ / ダイズ / 土壌伝染性病害 / 群衆解析法 / 栽培適正 / 土壌伝染性病原菌 / Pythium / 群集解析法 / 生育阻害 / 土壌伝染性菌類 / 網羅的検出 / 環境 / 微生物 / 病理学 / 菌類 / モニタリング |
研究成果の概要 |
土壌伝染性の植物病害を予防するために、本研究では植物根から菌類を網羅的に検出して被害想定する方法「群集解析法」を開発した。同法によって秋田県11地域の水田土壌でイネの芽や根から土壌伝染性のPythium属菌を各地域で50株ほど採取し、少なくとも合計16種以上存在することが明らかになった。また、各地の種割合は大きく異なるとともに、種ごとでイネへの病原性に様々な強弱を示した。これらのことから、各地域で土壌病原菌によって発生する被害を想定するには、採取土壌で生育したイネなどの植物根から50菌株前後分離し、群衆解析法による分離菌の種割合を明らかにすることで可能になると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
様々な地域における水田や農地におけるPythium属菌の種割合を群集解析法によって調査する方法が、イネやダイズのような主要作物や野菜類の栽培の被害を想定することができると期待される。 土壌伝染性病害は予防することが理想である。Pythium属菌を含めて他の土壌伝染性菌であるPhytophthora、Fusarium、Rhizoctonia属菌など群衆解析法の実用化は、各地域の栽培適性や病害予防対策を確立できると期待される。
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