研究課題/領域番号 |
17K08179
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境農学(含ランドスケープ科学)
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
古谷 勝則 千葉大学, 大学院園芸学研究科, 教授 (10238694)
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研究分担者 |
ルプレヒト クリストフ 総合地球環境学研究所, 研究部, 上級研究員 (90783895)
高瀬 唯 茨城大学, 農学部, 助教 (00793803)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | グリーンインフラ / 緑地 / 非公式緑地 / 雨水 / 心拍数 / 血圧 / インドネシア / Alun-alun / 伝統的緑地 / Alun-Alun / 雨水浸透 / 私有緑地 / 市民参加 |
研究成果の概要 |
都市に現存する緑地(空地を含む)を最大限に活用しようとする試みである。日本は,公有緑地については政府の予算などで対応が進んでいるが,私有地に存在する緑地についての対策があまり進んでいない。そこで、本研究では、公有私有にかかわらず、都市内に存在する緑地を活用するために必要な基礎的なデータを集め、解析した。その結果、公共に整備された緑地の有効性を再確認した上で、居住者にとってのローカルな私有の緑地が身近で使いやすい空間であることを明らかにした。最後に、私有の緑地や空き地は、制限の多い都市での補完的な役割があることを強調したい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
都市をよく観察すると、緑地には公的な公園緑地だけでなく、個人の庭や道端の草原などがあることに気づく。これら緑地を最大限に活用するにはどうすれば良いのか?この疑問への回答を探した。その結果、個人庭園や生垣、道端の緑、河川敷や堤防の緑地、鉄道の線路沿いの緑などの多くの公共でない土地に対して、市民は親近な使いやすい土地と感じ、市民の生活に潤いを与えていることが明らかになった。特に、公共以外の緑地の持つ効果と、個人庭園における雨水活用の効果、高齢者の都市内緑地での散歩の効果についての結果は有用と考えている。
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