研究課題/領域番号 |
17K08196
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用分子細胞生物学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
松岡 大介 神戸大学, バイオシグナル総合研究センター, 講師(研究機関研究員) (60437506)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 老化制御 / ジャスモン酸 / MAPKカスケード / ジャスモン酸シグナル / 老化 / ストレス応答 / サリチル酸シグナル / 植物 / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
本研究では老化の開始や進行を制御する分子メカニズムを解明し、農作物の増収や収穫後の品質保持やコスト削減を可能とする新品種の作出のための基盤研究を行うことを目的として行った。MAPKKK17、MAPKKK18過剰発現を用いた表現型解析や網羅的な遺伝子発現解析により、MAPKKK17/18-MKK3-MPK1/2/7/14経路が、ストレス応答性の開花促進に関与し、その結果として、葉の老化が促進したと考えられた。また、老化に関わる複数の遺伝子を同定することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、葉の老化制御におけるMAPKKK17/18-MKK3-MPK1/2/7/14経路の役割を明らかにし、また老化に関わる複数の遺伝子を同定することができた。これらの成果は葉の老化制御メカニズムのさらなる解明につながる重要な発見である。また同経路の機能改変により、老化の制御だけではなく、昆虫の食害に対する抵抗性を付与することにも成功した。これらの成果はモデル植物を用いた基礎的な知見ではあるが、今後、これらの成果をもとにした新品種の作出などが期待される。
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