研究課題/領域番号 |
17K08198
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用分子細胞生物学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
星田 尚司 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (00314823)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | イントロン / IME / スプライシング / Saccharomyces cerevisiae / ルシフェラーゼ / 最適化コドン / 酵母最適化コドン / タンパク質生産 / 発現増強 / プロモーター領域 / 酵母 / 応用微生物 |
研究成果の概要 |
イントロンによる遺伝子発現増強メカニズムを明らかにするために酵母Saccharomyces cerevisiaeとコドンが異なる2つのルシフェラーゼ遺伝子を用いて解析を行った。 発現増強をするためのイントロン配列には,スプライシングに必須の配列を有している必要があるものの,スプライシング自体はできなくても発現増強できることを明らかにした。発現増強を受ける遺伝子は,そのコーディング配列中の特定領域の配列に依存して発現が抑制されており,イントロンを与えることで増強を受けることがわかった。イントロンによる発現増強に必要な遺伝子,および,イントロンを持たない場合の発現抑制に関わる遺伝子を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,発現増強にとって必ずしもスプライシングが必要ないことを明らかにした。また,発現増強機能の解明には関わる遺伝子を同定しそれら遺伝子の機能を明らかにすることが必要であり,本研究で発現増強および基本的な発現抑制に関与する遺伝を同定したことで,IMEのメカニズムの一端が明らかになり,さらなる解明を進めることが可能になった。 現在,人工設計した合成遺伝子を用いた物質生産細胞の構築が盛んになってきている。遺伝子設計において,設計遺伝子が発現することは必須である。本研究で明らかにした発現抑制配列は,その完全な理解には至っていないものの,今後の遺伝子設計にとっての重要な知見である。
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