研究課題/領域番号 |
17K08209
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 神戸学院大学 (2019) 金沢大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
稲垣 冬彦 神戸学院大学, 薬学部, 教授 (80506816)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | Z型配位子 / 金触媒 / 環化反応 / 金 / 触媒反応 / 金属活性化 / 有機金属化学 |
研究成果の概要 |
電子受容性のZ型配位子の隣接金属へ及ぼす反応への影響は未だ未開拓である。今回、新たな反応性創出を目的に、電子求引性基を持つ新規Z型配位子含有金属錯体を合成し、触媒反応に適用したところ、連続的7-exo型環化反応、カルボキシル化、分子内[4+2]型環化付加、7-endo-trig型環化反応等が進行することを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回、未だ解明の進んでいないZ型配位子の機能性を調査した。その結果、配位子が隣接金属の電子を受容することによるLewis酸性の向上に伴う、有機触媒反応の反応性向上が見られることを明らかにした。また、その電子受容性に伴う金属の型式酸化数の変化に着目した新規反応性を創出するに至った。これら一連の結果は、これまであまり使用されてこなかったZ型配位子が従来にはない反応性を提供することを強く示唆したものであり、高い学術的意義を有していると確信している。
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