研究課題/領域番号 |
17K08226
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 明治薬科大学 |
研究代表者 |
齋藤 望 明治薬科大学, 薬学部, 教授 (80349258)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 触媒的不斉合成 / 環化反応 / 多環式化合物 / 相間移動触媒 / 不斉反応素子 / C2対称性 / ルテニウム / アレン / アルキン / 環化二量化 / 不斉アルキル化 / キラル合成素子 / アンモニウム塩 / 光学活性体 / 環化二量化反応 / C2対称 / ラダー状分子 / 有機分子触媒 |
研究成果の概要 |
有機化合物を光学活性体として効率的に合成するための手法である「触媒的不斉合成法」に利用可能な不斉反応素子の開発を目的として研究を遂行した。その際、代表者が開発したルテニウム触媒によるアレンとアルキンの環化二量化反応で生成するペンタシクロテトラデカン誘導体の高いC2対称性に着目した。窒素原子をリンカー部に含む光学活性なアレン員の合成法を確立し、その環化前駆体を環化二量化に付すことによって、対応する5環式化合物を得ることに成功した。その環化体をビスアンモニウム塩に誘導、その塩が不斉アルキル化の相間移動触媒として不斉誘起能を示すことを明らかにし、当該研究課題の目的を達成することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々が日常生活で何気なく利用しているものの多くは「有機化合物」である。中でも不斉炭素原子を有する光学活性な有機化合物は、特に医薬品において、その絶対配置の違いにより薬理作用が大きく異なる場合がある。従って、望みとする絶対配置を有する化合物を作り分ける「不斉合成法」は、その強力な供給手段となっている。代表者らは不斉合成に用いることが出来る、これまでに無い骨格を有する新しい不斉反応素子の開発を、本研究課題として進めてきた。種々検討した結果、代表者の開発した化学反応のみによって合成することが可能な新規骨格を有する不斉反応触媒を新たに開発し、不斉合成法に利用可能な新手法を提供することができた。
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