研究課題/領域番号 |
17K08229
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 同志社女子大学 |
研究代表者 |
山本 康友 同志社女子大学, 薬学部, 准教授 (10452278)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 有機強塩基 / ヒドロアミノ化 / 触媒反応 / ホスファゼン / リチウムアミド / 有機リチウム |
研究成果の概要 |
有機強塩基触媒によるアミノアルケンの分子内ヒドロアミノ化環化反応に取り組んだ。ホスファゼンt-Bu P4塩基を用いると、極めて高い収率で環化体が得られることを見出した。本反応にはホスファゼンの高い塩基性が重要であり、通常よく用いられる有機塩基では反応は全く進行しなかった。反応には高温・長時間を要したが、様々な基質に対し本反応は進行した。またマイクロ波照射条件により反応時間を大幅に短縮することができた。分子内ヒドロアルコキシ化反応への適用も可能であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本反応の意義の一つは、生物活性化合物に良く見られる複素環の簡便な触媒的合成法になり得るという点である。アルケンに対する分子内アミンの付加反応では窒素複素環が、アルコールの付加反応では酸素複素環が構築できる。本法により、生物活性化合物に良く見られるイソキノリン、イソインドリン、イソベゾフラン骨格を構築できる。また、金属フリーのアニオン種の反応性を評価できる点も大きな特徴である。
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