研究課題/領域番号 |
17K08238
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
鵜川 真実 摂南大学, 薬学部, 助教 (50735511)
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研究分担者 |
佐久間 信至 摂南大学, 薬学部, 教授 (80388644)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 核酸デリバリー / 膜透過ペプチド / プラスミドDNA / 核酸DDS / 細胞内動態制御 / オリゴアルギニン固定化高分子 |
研究成果の概要 |
核酸はさまざまな疾患に応用可能な医薬であるが、細胞に取り込まれにくいため、何らかの担体によって細胞内に導入することが必要である。本研究室にて開発した高分子は、細胞表面で核酸などの取り込みを促進することを期待して設計されており、この担体として使用できると考えた。さらに、核酸が細胞に入った後の動態については他の薬物を併用することによって制御可能であると仮説を立て、研究を行った。その結果、がん細胞では薬物との併用による遺伝子発現の亢進がみられ、細胞への取り込みおよび核内への遺伝子の移行が併用薬の使用により変化していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般に徐放性・根本的治療を目的とする核酸医薬やDDS 製剤と、即効性・対症療法を得意とする低分子薬物との組み合わせは、実際の疾患の治療においても併用薬として相性が良いことが考えられる。本研究において得られた核酸と併用薬の相互作用の情報は、オリゴアルギニン固定化高分子を用いた導入法のみならず、他のキャリアを用いた核酸医薬においても重要な薬物相互作用情報となりうると考えている。
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