研究課題/領域番号 |
17K08250
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
東 達也 東京理科大学, 薬学部薬学科, 教授 (90272963)
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研究分担者 |
佐藤 守 千葉大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (20401002)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 臨床検査 / 質量分析 / ハイスループット / 誘導体化 / アナログ / アイソトポログ / 多検体一括 / バイオマーカー / 分析科学 / LC/ESI-MS/MS / ハイスループット化 / 17α-ヒドロキシプロゲステロン / 副腎過形成症 / グルタル酸血症 / アナログ/アイソトポログ / 原発性アルドステロン症 / HPA軸 / 25-ヒドロキシビタミンD3 / ビタミンD欠乏症 |
研究成果の概要 |
質量分析による臨床検査 (MS臨床検査) は正診度が高く経済性に優れるにもかかわらず,そのスループットの低さのために臨床導入・社会実装が進まない.そこでビタミンD欠乏症,女性ホルモン依存性癌,原発性アルドステロン症などに対し,MS臨床検査のスループットを向上させる新規技術として,誘導体化試薬アナログ/アイソトポログのセット,並びにそれらを用いる多検体一括測定法を考案・開発した.これらは従来法と比べて,前処理後の分析時間を最大で60%も短縮でき,十分な実用性も有していた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,MS臨床検査の最大の弱点であるスループットの低さが,適切にデザインされた誘導体化を基盤とする多検体一括定量,すなわち化学的アプローチによって克服できることが証明された.本成果は,各病院・検査機関が現有する装置を用いてハイスループットMS臨床検査が可能であることを意味しており,同時に検査手法がイムノアッセイから,正診度・医療経済性に優れるMSへと移行する流れを加速させるものと考えられる.
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