研究課題/領域番号 |
17K08251
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 星薬科大学 |
研究代表者 |
服部 喜之 星薬科大学, 薬学部, 教授 (90350222)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | siRNA / 正電荷リポソーム / がん治療 / 肝転移がん / コンドロイチン硫酸 / 転移がん / リポソーム / DDS |
研究成果の概要 |
siRNAリポプレックス投与直前にコンドロイチン硫酸を投与する連続投与法を用いて効果的に肝転移がんの治療を行うために、連続投与法に用いる正電荷リポソームの正電荷脂質の違いにより肝転移がんへのsiRNA送達や抗腫瘍効果に及ぼす影響について検討を行った。その結果、連続投与に用いる正電荷リポソーム製剤の正電荷脂質の違いにより、肝臓へのsiRNAの集積性や遺伝子発現抑制効果が異なることが判った。また、siRNAの効果の高い正電荷リポソームを用いて連続投与法により肝転移がんに対する抗腫瘍効果を調べたところ、肝臓へのがんの転移が抑制できることが判った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
短鎖二本鎖RNA (siRNA)は、配列特異的に遺伝子の発現を抑制できることから、siRNAを利用した肝転移がんなどの難治性疾患に対する創薬開発が期待されているが、標的組織にsiRNAを送達することが困難であった。そこで肝転移がんに対するsiRNAの送達法として、siRNAと正電荷リポソームの複合体(siRNAリポプレックス)投与直前にコンドロイチン硫酸を投与する連続投与法を開発し、連続投与に用いる正電荷リポソーム製剤の正電荷脂質の違いによりsiRNAの効果が異なることを明らかにした。
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