研究課題/領域番号 |
17K08255
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
伊納 義和 愛知学院大学, 薬学部, 講師 (90434547)
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研究分担者 |
大井 義明 愛知学院大学, 薬学部, 准教授 (50334735)
古野 忠秀 愛知学院大学, 薬学部, 教授 (80254308)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | リポソーム / エクソサイトーシス / 正電荷リポソーム / サイトカイン産生 / 脂質 |
研究成果の概要 |
我々は最近、リポソームそのものが肥満細胞からの即時型ヒスタミン分泌(エクソサイトーシス)を抑制することを見出した。そこで、本研究では、肥満細胞、のほか、数種の細胞活性化に伴うサイトカインの分泌に正電荷リポソームが及ぼす影響を検討した。 その結果、正電荷リポソームは、肥満細胞においては、抗原刺激によるIL-4の分泌を抑制することが明らかとなった。筋芽細胞においても、刺激に伴うIL6の分泌を正電荷リポソームが抑制することが明らかとなった。一方、マクロファージにおいては刺激物質によるサイトカインの分泌を抑制しなかった。神経細胞においてはATPによる活性化を試みたが、細胞死が誘発され検討できなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、これまで核酸や蛋白質の標的部位への運び屋として注目されてきた正電荷リポソームのエクソサイトーシス抑制効果に着目して数種の細胞に対して検討してきた。その結果、エクソサイトーシス抑制効果の得られる細胞と得られない細胞があることが明らかとなった。効果の得られた細胞に関しては、正電荷リポソームにリガンド等を修飾し、目的細胞に標的化することで、エクソサイトーシス過剰分泌由来の疾患に対して、副作用の少ない治療法となりうると考えられる。また、リポソームに治療用遺伝子、治療用タンパク質を付与させることで、より効果的な治療効果が得られる可能性が高く、画期的な治療法となることが期待される。
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