研究課題/領域番号 |
17K08263
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
室本 竜太 北海道大学, 薬学研究院, 講師 (30455597)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | IL-17 / サイトカイン / シグナル伝達 / mRNA安定性制御 / 炎症 / mRNA安定化 / 免疫関連疾患 |
研究成果の概要 |
本研究は自己免疫疾患等の病態形成に重要な炎症性サイトカインIL-17の作用が起こるメカニズムの解明を目指した。IL-17特有の作用である「mRNA安定化作用」を原理として応用した測定実験系を用いて解析を進め、mRNA安定化に至るシグナル伝達過程に介在する分子を同定した。また、リン酸化酵素TBK1に対する阻害剤や多発性硬化症治療薬として知られるフマル酸ジメチルがmRNA安定化に至るシグナル伝達を抑制できることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、サイトカインIL-17がmRNA安定化反応を介して炎症を促進する際の分子機構の一端が解明された。また、IL-17によって起こるmRNA安定化反応を抑制できる低分子化合物が同定された。このような効果をもつ化合物はIL-17に惹起される炎症を伴う免疫疾患の抑制に役立てられる可能性があり、また、研究のツールとして用いることで分子機構のさらなる詳細を解明するための後続研究に利用できる。
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