研究課題/領域番号 |
17K08264
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
井上 飛鳥 東北大学, 薬学研究科, 准教授 (50525813)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | GPCR / Gタンパク質共役型受容体 / バイアスリガンド / シグナル / シグナル伝達 / 薬学 / 薬理学 |
研究成果の概要 |
Gタンパク質共役型受容体(GPCR)は細胞膜上のホルモンセンサーとして働く。また、薬の主要な作用標的としても知られ、創薬開発の重要な標的タンパク質と位置付けられる。本研究では、ホルモンや薬がGPCRに作用してどのように多様な細胞内情報伝達を生じるかについて解析を行い、分子レベルでの相互作用と情報伝達の機構の一端を解明した。種々の細胞内情報伝達を感度良く検出するために、発光や吸光を利用した人工センサータンパク質を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通じてGPCRがどのような分子機構を介して特定の細胞内情報(シグナル)伝達を誘導するかを解析し、分子レベルでの知見を深めた。本研究では特に、バイアスリガンドと呼ばれる特定のシグナルを選択的に作動することのできるGPCR作用薬の解析に注力し、バイアスリガンドとGPCRの結合の構造基盤を解析するとともに、バイアスリガンドと結合したGPCRがどのような分子と相互作用することでシグナル伝達が生じるかについて、その作用機序の一端を解明した。この成果を利用して、副作用のない安全な薬としてのバイアスリガンドのさらなる研究が望まれる。
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