研究課題/領域番号 |
17K08267
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
倉石 貴透 金沢大学, 薬学系, 准教授 (90613167)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | Toll経路 / ショウジョウバエ / 自然免疫 / NF-κB |
研究成果の概要 |
ショウジョウバエToll経路は、病原体や組織傷害に対する自然免疫応答をはじめ、胚発生、細胞間相互作用等重要な生理的プロセスに関与している。しかしなが ら、主に病原体を認識する哺乳動物のToll様受容体の自然免疫経路と比較して、多様な応答性を有するショウジョウバエToll受容体のシグナル伝達因子とその制御機構は完全には解明されていない。本研究では、包括的なゲノムワイドRNAiスクリーニングとシグナル伝達因子複合体プロテーム解析により、Tollシグナル伝達経路に関 与するプロテインキナーゼ等の候補分子を同定し、Toll経路の制御機構に関して新たな仮説を提唱するに至った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然免疫系は微生物感染に対する生体防御反応として重要であるが、その活性化を導くシグナル伝達機構はまだ充分明らかになっていない。本研究では、一連のゲノムワイドRNAiスクリーニングとバイオインフォマティクス解析により、ショウジョウバエ自然免疫経路であるTollシグナル伝達経路に関与するプロテインキナーゼ等の候補分子、さらにはTollシグナル伝達制御に関与すると考えられる翻訳後修飾を同定することに成功した。本研究により、自然免疫シグナリングの制御機構に関して新たな仮説を提唱するに至り、その成果は哺乳類自然免疫系の新規制御機構をも示唆する成果である。
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