研究課題/領域番号 |
17K08318
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薬理系薬学
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研究機関 | 星薬科大学 |
研究代表者 |
田口 久美子 星薬科大学, 薬学部, 講師 (20600472)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 血管内皮機能不全 / GRK2 / 分子薬理学 / 薬理学 / 病理学 |
研究成果の概要 |
糖尿病性血管内皮機能障害におけるGRK2蓄積と活性化と血管内皮細胞におけるNO産生の制御の関与を明らかにする目的で研究を実施した。2型糖尿病モデルマウスにGRK2阻害薬を投与することで、Akt/eNOS活性化による内皮保護作用によりNO産生が上昇し血管内皮機能障害が生じないことが明らかとなった。さらに、肝臓のGRK2蓄積を是正することで、短時間で劇的に糖代謝やインスリン抵抗を改善し、血管機能を回復させることを確認した。以上より、GRK2増加是正が糖尿病性血管内皮機能障害発症予防に寄与する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病に罹患すると、生命予後あるいはquality of life に重大な影響を与える合併症 (糖尿病性神経障害・腎症・網膜症・高血圧・心筋梗塞・動脈硬化等) を誘発することが知られ、特に心血管疾患は日本人の主な死亡原因を占めているのが現状である。血管内皮機能障害の発症進展は、それに伴っておこる心血管イベントの病態マーカーとも言えることが分かってきた。そのため、血管内皮機能障害発症機序を明らかにし、予防戦略を確立することは非常に社会的意義がある。本研究課題では、病態悪化因子としてのGRK2に着目し、内皮細胞におけるGRK2活性抑制が糖尿病性血管機能障害の発症予防に貢献し得る可能性を見出した。
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