研究課題/領域番号 |
17K08332
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天然資源系薬学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
吉本 尚子 千葉大学, 大学院薬学研究院, 講師 (10415333)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 植物 / 生合成 / 含硫黄成分 / トランスクリプトーム / 天然薬用資源 / システインスルホキシド / 硫黄 / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
システインスルホキシド誘導体(CSOs)は、ヒガンバナ科のネギ属やツルバギア属、ノウゼンカズラ科のニンニクカズラ属などに属する植物に含まれる、癌や循環器系疾患の予防や改善に役立つ含硫黄成分である。これら植物が有するCSOs生合成系の分子レベルでの理解は、将来的なCSOsや関連する有用物質の生物生産系の開発に役立つ。本研究は、これら植物の部位別トランスクリプトームデータとCSOs関連含硫黄化合物の含有プロファイルの生物情報学的解析に基づき、CSOs生合成に関わる酵素遺伝子群を探索した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は最先端のポストゲノムアプローチ、すなわち、ディープ・トランスクリプトームと含硫黄化合物プロファイルのデータを生物情報学的に統合解析し、遺伝子-代謝物ネットワークを明らかにすることで、植物の機能性含硫黄成分の生合成に関わる遺伝子群の同定を試みたことに特色がある。本研究は、植物が持つ機能性含硫黄成分生合成の分子基盤を明らかにするものであり、将来的に合成生物学的アプローチによって有用物質生産系を構築し重要遺伝子資源を有効利用するための知見を得るものである。
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