研究課題
基盤研究(C)
東南アジア各地の伝統医学で利用される薬用植物の有効性を検証するため、これら調査や研究がようやく実施されるようになった。ミャンマー産およびインドネシア産薬用植物の効能の科学的根拠を立証するため、118 種類のミャンマー産薬用植物の抽出エキスについて、抗インフルエンザ活性スクリーニングを行った。その結果、トウダイグサ科植物Jatropha multifida やリンドウ科植物Gentiana Kurroo など5 種類の薬用植物エキスに強力な抗インフルエンザ活性が認められた。また、ミャンマー産シソ科植物Premna integrifoliaから新規メラニン形成阻害物質を見出した。
東南アジアをはじめ世界各地では現在でも伝統医学が治療に用いられている。近年、様々な伝統医学が世界保健機構の認定を受けて、西洋医学の代替医療として注目されている。伝統医学はその地域に根ざした文化・生活・習慣を背景に現在でも伝承されている地域遺産であり、今後も継承し続ける必要がある。しかしながら、治療効果の科学的なエビデンスは欠如しており、経験に基づいた治療が行われているのが現状である。このことから科学的根拠に基づいた伝統医学への転換するためにも本研究を遂行する意味がある。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (17件) (うち国際共著 11件、 査読あり 17件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (1件) 備考 (1件)
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