研究課題/領域番号 |
17K08334
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天然資源系薬学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
熊谷 孝則 広島大学, 医系科学研究科(薬), 准教授 (70274058)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 抗結核薬 / D-サイクロセリン / 抗癌剤 / 異種生産 / ATP再生系 / ゲノム解析 / ヒドロキシウレア / ポリリン酸キナーゼ / ATP再生 / 培養工学 |
研究成果の概要 |
本研究では, 既に構築済みの大腸菌を宿主とした抗結核薬D-サイクロセリン(D-CS)の生産システムへ, ATP再生系を導入することにより, D-CSの生産性を向上させることに成功した。また, D-CSの生合成中間体であり, かつ, 抗癌剤であるヒドロキシウレアの合成に必要なDcsAの電子伝達系(フェレドキシンおよびフェレドキシン還元酵素)を探索するため, D-CS生産菌のゲノム解析を行い, 電子伝達系の候補遺伝子を見出すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた成果により, 抗結核薬D-CSの大腸菌を宿主とした実用レベル高生産が達成できれば, より安全で安価なD-CSの供給につながる可能性があり, 意義があると考えられる。また, D-CS生産菌のゲノム解読は, 新規なアルギニン水酸化酵素の電子伝達系の解明, および, D-CS以外の新規化合物の発見につながる可能性があり, 学術的に意義があると考えられる。
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