研究課題/領域番号 |
17K08336
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天然資源系薬学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
松浪 勝義 広島大学, 医系科学研究科(薬), 教授 (70379890)
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研究分担者 |
大塚 英昭 安田女子大学, 薬学部, 教授 (00107385)
杉本 幸子 広島大学, 医系科学研究科(薬), 准教授 (60549012)
山野 喜 広島大学, 医系科学研究科(薬), 助教 (70650597)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | リーシュマニア / C. elegans / Zebrafish / 抗酸化 / 沖縄 / マダガスカル / 生物活性 / 熱帯 / 亜熱帯 / 天然物 / 活性成分 / 天然物化学 / 生理活性 / 植物 / 薬学 |
研究成果の概要 |
世界でも類を見ない貴重な固有植物の宝庫であるアフリカのマダガスカル島および沖縄の植物を対象に有用化学成分の探索研究を行った。その結果、ヒルギモドキ、オオバルリミノキ、ハマザクロといった沖縄産植物から種々の新規生物活性物質の単離・化学構造決定に成功した。また、マダガスカル産植物 Distephanus trinervis やMystroxylon aethiopicumなどの成分研究を行い、デング熱やリーシュマニア症など昆虫を介する病原性微生物の感染制御に関わる、抗リーシュマニア活性化合物のや、ベクター昆虫に対する抑制活性成分を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで多くの薬用植物について化学成分が研究され、発見された化合物をヒントに医薬品が開発されてくるなど、天然有機化合物は現代でも魅力ある医薬品探索源である。 本研究では未だ含有化学成分が十分明らかになっていない沖縄とマダガスカル産植物について詳細な検討を行った。カラムクロマトグラフィーにより種々の微量成分を単離し、その化学構造をスペクトルデータ解析により明らかにした。また、活性評価の結果、抗リーシュマニア活性、抗酸化活性、ヒトがん細胞増殖抑制活性を有する化合物を見出した。これらの化合物は医薬品開発のシードとして利用可能であり、今後の研究展開に向けて重要な知見を得ることができた。
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