研究課題/領域番号 |
17K08337
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天然資源系薬学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
田中 直伸 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 准教授 (40455598)
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研究分担者 |
柏田 良樹 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 教授 (30169429)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 抗HIV薬 / 天然物 / メロテルペン / 植物 / 海洋生物 / 抗HIV活性物質 / 薬学 |
研究成果の概要 |
抗HIV薬リードの開発を目的として、植物由来のメロテルペンのライブラリを作成し、その活性評価と構造活性相関の検討を行った。すなわち、中国雲南省および広西省、モンゴル、ウズベキスタン、北海道ならびに徳島県で採集した植物、徳島県で栽培した植物、沖縄県および徳島県で採取した海綿動物を素材としてメロテルペンライブラリを作成した。その活性評価の結果、オトギリソウ科植物Hypericum ascyronの根から単離したメロテルペンhyperdioxane Aに抗HIV活性を見い出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗HIV活性を見い出したhyperdioxane Aは、特異な七環性構造をもつ新規メロテルペンである。同時に単離した生合成前駆体と考えられる天然物には、抗HIV活性がみられなかったことから、hyperdioxane Aの特異な化学構造が抗HIV活性に関与することが示唆された。今回、hyperdioxane Aに加えて、数多くの新規メロテルペンを単離することができた。様々な新興感染症が社会問題となる中、新規な化学構造を有する天然物は感染症治療薬リードとして重要である。今回得た新規メロテルペンについても今後各種スクリーニングを行う予定である。
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