研究課題/領域番号 |
17K08345
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天然資源系薬学
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研究機関 | 昭和薬科大学 |
研究代表者 |
久保田 高明 昭和薬科大学, 薬学部, 教授 (60399954)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 渦鞭毛藻 / 海綿動物 / 天然有機化合物 / マクロリド / アルカロイド / 細胞毒性 / 抗マラリア / 抗感染症薬 / ポリケチド / 深在性真菌症 / 原虫感染症 / マラリア / トリパノソーマ / 抗感染症 / 抗真菌 / 抗原虫 |
研究成果の概要 |
渦鞭毛藻および海綿動物を素材として、新たな抗真菌および抗原虫物質の探索を行い、26個の新規天然有機化合物を単離した。構造が明らかになった化合物について生物活性を評価した結果、渦鞭毛藻由来の1個のマクロリドと海綿動物由来の2個のアルカロイドがマウス白血病細胞に対して細胞毒性を、海綿動物由来の1個のアルカロイドが抗マラリア原虫活性を示すことが明らかになった。現在、他の新規化合物および同時に単離した既知化合物について生物活性評価を進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新しいタイプの抗感染症薬の開発は急務であり、様々な生物を素材として抗真菌物質や抗原虫物質の探索が行われているが、新たな活性物質の発見は容易ではない状況にある。本研究により、医薬品シーズ探索の素材として十分に研究が行われていない渦鞭毛藻や海綿動物から26個の新規天然有機化合物が得られた。これらの化合物は既存の抗真菌薬や抗原虫薬とは異なる化学構造を有していることから、新たな抗感染症薬のシーズとして期待できる。
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