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エリスロポエチン遺伝子発現制御機構を利用した新規貧血改善薬の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K08361
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 創薬化学
研究機関東北大学

研究代表者

平野 育生  東北大学, 医学系研究科, 助教 (00708117)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードErythropoietin / GATA / Mitoxantrone / ESA / drug screening / erythropoietin / ハイスループットスクリーニング / GATA1 / 化合物スクリーニング / Anemia
研究成果の概要

現在エリスロポエチン(EPO)製剤は腎性貧血の治療などで広く用いられているが、薬価が高いことや経口投与が不可能であることなどから、内在性のEPO遺伝子の発現を誘導する薬剤の探索が世界的に進められている。
私はEPO遺伝子発現を誘導する薬剤のスクリーニングを行い候補化合物を複数同定した。その内のミトキサントロンおよび化合物Aは、マウス個体を用いた解析においても、薬剤投与により肺におけるEPO遺伝子の発現誘導が確認された。これらの薬剤は転写因子GATAによるEPO遺伝子の抑制性制御に作用しEPO遺伝子の発現を誘導すると考えられるが、その詳しい作用機序については今後の解析が必要である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

慢性腎臓病などの腎障害では、腎EPO産生が障害されることで生じる腎性貧血が問題となっている。現在はEPO製剤を用いた治療が主に行われているが、薬価が高く血中への投与が必須であるため、経口投与が可能な造血誘導剤の開発が進められている。EPO遺伝子のレギュレーターである低酸素誘導性因子HIFの誘導剤が臨床試験が行われているが、すでに腎EPO産生細胞が高度に障害された状態ではこれらの薬剤の効果は限定的であると考えられる。本研究で同定されたミトキサントロンは本来EPO産生能を持たない細胞におけるEpo遺伝子の転写誘導効果が認められており、将来的に重度に腎臓が障害された患者にも効果が期待できる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2017

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 低酸素非依存性のエリスロポエチン産生を異所的に誘導する化合物の探索2019

    • 著者名/発表者名
      平野育生、長谷川敦史、金子寛、加藤剛英、山本雅之、清水律子
    • 学会等名
      第7回低酸素研究会学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 腎性貧血の新規治療薬となる化合物の創出2017

    • 著者名/発表者名
      加藤剛英、金子寛、平野育生、長谷川敦史、可野邦行、大澤宏祐、青木淳賢、土井隆行、山本雅之、清水律子
    • 学会等名
      日本生化学会東北支部第83回例会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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