研究課題/領域番号 |
17K08368
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
創薬化学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
中西 猛 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 准教授 (20422074)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 抗体 / バイオ医薬 / タンパク質工学 / 遺伝子 / 蛋白質 / バイオテクノロジー |
研究成果の概要 |
本研究では、研究代表者らが開発したヘテロ4量体形成ペプチドを利用した特異性タンパク質連結技術の高度化を図ることによって、次世代抗体医薬の開発に資する技術の確立を目指した。まず、以前に作製した二重特異性抗体に対して、異なる特異性を付与することによって、三重特異性化を達成した。さらに、二重特異性抗体薬物複合体を作製し、その機能を評価した結果から、特異的タンパク質連結技術が薬物送達系の構築に利用できることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗体医薬は、がんやリウマチなど治療が難しい疾患に対する副作用の少ない治療薬として期待され、その重要性はますます高まっている。その一方で、高額な治療費が課題とされていることから、治療費の低減に向けた取り組みは医療経済的観点から重要である。本研究では、抗体高機能化技術の高度化を達成できたことから、抗体医薬の機能向上による低用量化を通じて、抗体治療の低コスト化に貢献できると期待される。
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