研究課題/領域番号 |
17K08373
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
創薬化学
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研究機関 | 昭和薬科大学 |
研究代表者 |
山本 恵子 昭和薬科大学, 薬学部, 教授 (90147017)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ビタミンD / ビタミンD受容体 / コファクター / コアクチベーター / コリプレッサー / 結晶構造解析 / ビタミンD / 核内受容体 / ビタミンD受容体 / 合成リガンド / アゴニスト / アンタゴニスト / X線結晶構造解析 |
研究成果の概要 |
ビタミンD受容体のコファクターペプチドを、マイクロウェーブを用いた固相法により、網羅的に合成した。合成した15種類のコファクターペプチドのうち、コアクチベーター由来のSRC2-2とRIP140-5で、ビタミンD受容体リガンド結合ドメイン (VDR-LBD) との複合体の結晶構造解析に成功した。さらに、表面プラズモン共鳴法により、RIP140-5は、これまで結晶化に汎用されてきたDRIP205-2よりも強いVDR-LBD親和性を示すことを明らかにした。コリプレッサーペプチドについては、13残基から19残基にすることでVDR-LBDに対する親和性を向上させることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
核内受容体の一員であるビタミンD受容体(VDR)のコファクターペプチドを網羅的に合成し、ビタミンD受容体リガンド結合ドメイン (VDR-LBD)の結晶構造解析に有用なRIP140-5を見出したことは、これまで困難であったVDR-LBDとリガンドの組み合わせの共結晶構造の解析に貢献すると期待できる。核内受容体LBDは制御機構に共通点が多いため、本研究成果は、VDRのみにとどまらず、他の核内受容体の新規構造解析にもつながるものである。
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