研究課題/領域番号 |
17K08381
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
創薬化学
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研究機関 | 九州産業大学 |
研究代表者 |
藤本 和久 九州産業大学, 生命科学部, 准教授 (40334718)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 架橋ペプチド / αーヘリックス / 酵素耐性 / 膜透過性 / 酵母 / ソラレン / 架橋ヘリカルペプチド / 出芽酵母 / エンドサイトーシス / 染色体 / 構造解析 / ペプチド / ヘリックス構造 / マイクロウェーブ反応装置 / アポトーシス誘導 / 薬学 / 蛋白質 / 有機化学 / 生体分子 |
研究成果の概要 |
1)酵素耐性の向上;側鎖間架橋ヘリカルペプチドのアミノ末端に数残基のD-アミノ酸を導入するとエンドペプチダーゼに対する耐性が著しく向上した。これまでと同様にアポトーシス誘導能を評価するとD-アミノ酸導入以前と比較して大きく改善された。 2)膜透過性に対する検証;細胞壁を有する酵母に対してもエンドサイトーシスを経由して、側鎖間架橋ヘリカルペプチドが取り込まれることが明らかになった。 3)ペプチド骨格を利用した新規機能性分子の開発;光活性化基であるソラレンをペプチド側鎖に導入することにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
D-アミノ酸導入による酵素耐性の向上は、その手法のシンプルさが故に酵素耐性向上のためのモデルケースとなる可能性がある。単にD-アミノ酸をペプチド配列に加え、連結するだけで達成できるという簡便さが非常に重要である。酵母における膜透過性に関しては、今後の展開次第であるが、ペプチドの膜透過性の根幹となる知見に繋がる可能性を秘めている。 光活性化基であるソラレンを組み込んだペプチド分子は、G4との結合力次第では医薬品への展開も期待される。
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