研究課題/領域番号 |
17K08383
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
創薬化学
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研究機関 | 崇城大学 |
研究代表者 |
國安 明彦 崇城大学, 薬学部, 教授 (90241348)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ネクローシス / ペプチド / 腫瘍ターゲティング / 白血病 / 白血病細胞 / ペプチドミメティクス / 癌 |
研究成果の概要 |
申請者が見出したネクローシス誘導ペプチドTat-Ram13を化学ツールとして活用し、新しい白血病治療薬の開発戦略を確立することを目的とし、Tat-Ram13標的分子の同定を行った。3つのアプローチ、1)ペプチドアフィニティクロマトグラフィ法、および2)shRNAライブラリーを用いた網羅的分子ノックダウンによるTat-Ram13耐性株作製により進めた。 その結果、Ram13結合タンパク質として分子量50 kDaタンパク質を分離した。さらに、shRNAライブラリーによる分子ノックダウン細胞の解析から、Tat-Ram13の細胞死誘導に重要と考えられる分子候補STAP2を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Tat-Ram13ペプチドは、白血病細胞に選択的にネクローシスを誘導するユニークな特性を有している。その作用メカニズムを明らかにすることは、がん治療における新規概念に基づく創薬戦略、及びネクローシス誘導型抗悪性腫瘍薬の開発に役立つと考えられる。 本研究において機能性配列Ram13の結合分子を絞り込み、同定まであと一歩のところまで到達した。本研究で見出したRam13結合候補分子は免疫系での多機能タンパク質として知られている分子であり、非アポトーシス細胞死との関連性を明らかにすることは興味深いと考えられる。
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