研究課題/領域番号 |
17K08397
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境・衛生系薬学
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研究機関 | 同志社女子大学 |
研究代表者 |
川崎 清史 同志社女子大学, 薬学部, 教授 (60270641)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 自然免疫 / リポ多糖 / マクロファージ / 抗菌ペプチド / 内毒素 / 免疫 / D-アミノ酸 / エンドトキシン / 免疫刺激 / 薬学 / 感染症 / 生体分子 |
研究成果の概要 |
自然免疫の認識応答の調節により炎症応答の制御と獲得免疫の誘導がされて、疾病の治療や予防がなされることが期待されている。本研究では一部の抗菌ペプチドが微生物成分である非メチル化CpG DNAによる自然免疫認識応答を増強する可能性があることをマウスマクロファージ様培養細胞株を用いた実験により明らかにした。さらに、ヒトマクロファージ様培養細胞株を用いた研究により微粒子の貪食がリポ多糖をはじめとする炎症応答を増強することを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然免疫の認識応答は獲得免疫の誘導に必要である。従ってその調節によりワクチンの有効性を高めるなどの疾病の予防がなされることが期待できる。本研究は抗菌ペプチドをワクチンのアジュバントとして利用する可能性を示す点で初回的意義が大きい。また、微粒子が炎症応答を増悪することが示唆されている。本研究では微粒子の貪食に炎症応答増強作用があることを示した。炎症の制御にとって重要な知見である。
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