研究課題/領域番号 |
17K08398
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境・衛生系薬学
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研究機関 | 大阪大谷大学 |
研究代表者 |
山田 佳太 大阪大谷大学, 薬学部, 講師 (80584185)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ロタウイルス / 硫酸化糖鎖 / フコシル化糖鎖 / グライコミクス / 種間伝播 / シアロ糖鎖 / NeuAc / A型抗原 / B型抗原 / 糖鎖 / 宿主伝播 |
研究成果の概要 |
本研究では、ロタウイルス感染機構や種間伝播の分子機構を明らかにするため、いくつかのロタウイルスが結合する糖鎖構造を調べた。その結果、一つのウイルスが複数の糖鎖と結合していることが明らかになった。またロタウイルス感染実験で使用される複数のモデル細胞中の糖鎖構造解析を行い、ウイルス結合糖鎖の発現状況が、各細胞で大きく異なることを明らかにした。これらの解析結果から、ロタウイルスが異なる宿主種の細胞に感染する際に、異なる糖鎖を使用するという汎用的な能力を持っているという考えに至った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、ロタウイルス感染メカニズムを解明すると共に、ロタウイルス種間伝播の分子機構の理解に繋がるものである。種間伝播の機構が明らかになれば、ロタウイルス感染症の同行を予測し、感染症の予防策の開発が可能になると期待される。また、本研究では課題を進める上でいくつかの生体分子の分析法を開発している。これらの技術は、ロタウイルス感染症だけでなく、多くの疾患の原因解明やマーカー開発に適用できると期待される。
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