研究課題/領域番号 |
17K08419
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
佐々木 崇光 静岡県立大学, 薬学部, 客員共同研究員 (20382674)
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研究分担者 |
吉成 浩一 静岡県立大学, 薬学部, 教授 (60343399)
永田 清 東北医科薬科大学, 薬学部, 教授 (80189133)
保坂 卓臣 静岡県立大学, 薬学部, 助教 (30611579)
志津 怜太 静岡県立大学, 薬学部, 助教 (50803912)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 薬剤性肝障害 / DILI / インビトロ評価系 / Cytochrome P450 / インビトロDILI 評価系 / cytochrome P450 / DILI評価系 / P450 / 分子記述子 / 個人差 |
研究成果の概要 |
本研究において、申請者は、DILI薬物及びno-DILI薬物の化学構造的特徴について分子記述子を利用して解析した。その結果、DILI薬物は、no-DILI薬物と比較して、AMWやMLOGPが高いことを明らかにした。また、分子記述子を用いた判別モデルを作成したところ、感度0.97でDILI薬物の判別が可能であった。さらに、DILI薬物及びno-DILI薬物のP450反応性などの生物学的反応性について評価を行ったところ、DILI薬物はCYP1A1及びCYP1B1反応性が高いことも見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、DILIは、医薬品の開発及び販売中止の主要な要因の一つとなっている。しかし、DILI薬物の化学構造的特徴や生物学的特徴は明らかにされていない。本研究においては、DILI薬物及びno-DILI薬物のその両面からのアプローチにより、DILI薬物がno-DILI薬物と比較して、AMWが大きいこと、CYP1A1及びCYP1B1に対する反応性が高いことなど、これまでに報告例のない特徴を明らかにすることに成功した。これらの特徴は、簡便に評価できることから、医薬品開発研究においてDILI 発症リスクの高いシード化合物のマーカーとしての応用が期待できる。
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