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メタボローム解析を用いた膵癌の抗がん剤感受性予測と個別化治療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 17K08427
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 医療系薬学
研究機関東京医科大学

研究代表者

細川 勇一  東京医科大学, 医学部, 兼任講師 (50438066)

研究分担者 砂村 眞琴  東京医科大学, 医学部, 兼任教授 (10201584)
永川 裕一  東京医科大学, 医学部, 准教授 (20349484)
杉本 昌弘  東京医科大学, 医学部, 教授 (30458963)
土田 明彦  東京医科大学, 医学部, 主任教授 (50207396)
糸井 隆夫  東京医科大学, 医学部, 主任教授 (60338796)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード膵臓癌 / 化学療法 / メタボローム / 膵癌 / 膵癌の治療成績向上 / 抗がん剤治療 / 感受性
研究成果の概要

抗がん剤治療を行う膵臓癌症例の唾液、血液、尿のメタボローム解析を行った。半数以上で検出した物質を対象とすると唾液、血漿、尿に共通して46種類の物質が検出された。抗がん剤無効例では、唾液および血漿で1物質、唾液と尿でも1物質、血漿と尿では2物質が高値であったが、唾液、血液、尿に共通した有意な物質は認めなかった。Grade3以上の白血球減少例では、唾液および血漿で1物質、血漿と尿では2物質が高値で、唾液と血漿と尿ではleucineを含む2物質が低値であった。膵臓がんに対する抗がん剤治療では、メタボローム解析は、治療効果予測には積極的な関連性を認めないが、副作用発症予測には関連性がある可能性がある。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、抗がん剤治療を行う膵臓がん症例において、唾液・尿・血液のメタボローム解析を行い、抗がん剤の治療効果予測および副作用発現予測との関連性を検討した。治療効果予測については積極的な関連性は指摘できなかったが、抗がん剤治療の副作用発現(特に白血球減少grade3≧)に関しては、唾液・尿・血液で共通した変化が見られた。膵臓がんに対する抗がん剤治療において、血液よりも侵襲性の低い検体である尿や唾液で、副作用発現予測ができる可能性を示したと思われる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 【メタボローム解析UPDATE】疾患とメタボローム解析 生体試料の腫瘍マーカー探索2019

    • 著者名/発表者名
      杉本 昌弘
    • 雑誌名

      医学のあゆみ

      巻: 270 ページ: 496-501

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 唾液から見える全身の代謝異常2019

    • 著者名/発表者名
      杉本 昌弘
    • 学会等名
      日本がん口腔支持療法学会 第5回学術大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] メタボロームはなぜこれほど再現性がないのか?2019

    • 著者名/発表者名
      杉本 昌弘
    • 学会等名
      第44回日本医用マススペクトル学会年会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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