• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

腎不全に合併する心血管疾患への高ホモシステイン血症の関与

研究課題

研究課題/領域番号 17K08428
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 医療系薬学
研究機関東京薬科大学

研究代表者

長谷川 弘  東京薬科大学, 薬学部, 講師 (80218453)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードホモシステイン / メチオニン / 腎不全 / 心血管疾患 / 代謝フラックス / 安定同位体 / 血管平滑筋 / GC-MS / 高ホモシステイン血症 / 血管障害 / 高血圧 / メチル基転移反応
研究成果の概要

腎不全は、それ自体が心血管疾患の危険因子であるが、心血管疾患の危険因子である高ホモシステイン血症を合併する。腎不全に高ホモシステイン血症が合併したとき、メチオニンーホモシステイン代謝系に認める変化及び血管系への影響を明らかにすることを目的に、メチオニン強化食で飼育することにより高ホモシステイン血症を合併させた腎不全ラットを用い、薬理学的解析及び代謝フラックス解析を施行した。その結果、腎不全に高 Hcy 血症が合併した状態が持続すると、血管平滑筋にまで及ぶ血管弛緩障害を起こすこと、メチオニンーホモシステイン代謝系全体の代謝フラックスが低下することを見出した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、腎不全と高ホモシステイン血症を合併したモデルを作出し、その病態解析を行った初めての例である。両者が合併すると腎不全のみに比べて血管障害が増悪すること、メチオニンーホモシステイン代謝系全体の代謝回転が低下することが明らかになった。末期腎不全患者の主要な死因の一つに心血管疾患が挙げられるが、バイオマーカーとしてホモシステインの血漿濃度を測定してリスク評価すること、末期腎不全患者が高ホモシステイン血症が合併しないような対策をとることが重要であることが示唆された。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2019 2018 2017

すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Pharmacokinetics and toxicokinetics of D-serine in rats2019

    • 著者名/発表者名
      Hiroshi Hasegawa, Nami Masuda, Hiromi Natori, Yoshihiko Shinohara, Kimiyoshi Ichida
    • 雑誌名

      Journal of Pharmaceutical and Biomedical Analysis

      巻: 162 ページ: 264-271

    • DOI

      10.1016/j.jpba.2018.09.026

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Diet-induced hyperhomocysteinemia impairs vasodilation in 5/6-nephrectomized rats2018

    • 著者名/発表者名
      Lei Li, Hiroshi Hasegawa, Niro Inaba, Wataru Yoshioka, Dennis Cahng, JianXun Liu, Kimiyoshi Ichida
    • 雑誌名

      Amino Acids

      巻: 50 号: 10 ページ: 1485-1494

    • DOI

      10.1007/s00726-018-2626-3

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり / 国際共著
  • [学会発表] GC-MSとMosher試薬を用いたDL-アミノ酸の分別定量2019

    • 著者名/発表者名
      長谷川 弘
    • 学会等名
      第79回分析化学討論会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] GC-MSによる重水素標識及び非標識メチオニン及びホモシステイン測定法の開発とその生体内動態研究への応用2019

    • 著者名/発表者名
      長谷川 弘、田村優香、重永恵理、松尾和恵、飯塚さやか、篠原佳彦、市田公美
    • 学会等名
      新アミノ酸分析研究会第9回学術講演会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 血液透析による血中ホモシステイン、システインの変動2018

    • 著者名/発表者名
      長谷川 弘、篠原佳彦、副島昭典、市田公美
    • 学会等名
      日本アミノ酸学会12回学術大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] Goto-Kakizaki糖尿病モデルラットにおけるメチオニンーホモシステイン代謝系の代謝フラックス解析2018

    • 著者名/発表者名
      長谷川 翔,廣野 真帆,長谷川 弘,市田 公美
    • 学会等名
      日本薬学会第138年会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] GC-MSを検出手段とする安定同位体希釈分析法とMosher試薬を用いたDL-アミノ酸の分別定量2017

    • 著者名/発表者名
      長谷川 弘,篠原 佳彦,市田 公美
    • 学会等名
      新アミノ酸分析研究会第7回学術講演会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi