研究課題/領域番号 |
17K08436
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
佐藤 洋美 千葉大学, 大学院薬学研究院, 講師 (30506887)
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研究分担者 |
畠山 浩人 千葉大学, 大学院薬学研究院, 准教授 (70504786)
樋坂 章博 千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (80420206)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 第Xa因子阻害剤 / モデル基盤メタアナリシス / イベントリスク / PPK-PDモデル / PK-PDモデル / プロトロンビン時間 / 血流量 / 用量最適化 / 血栓形成 / PPK/PDモデル / 大規模臨床試験 / PK/PDモデル / PT-INR / 脳梗塞 / 大出血 / 心房細動 / 第 Xa 因子阻害 / モデル基盤メタ・アナリシス / PK-PD / 数理モデル |
研究成果の概要 |
本研究では複数の第Xa因子阻害剤(FXaI)の臨床試験情報を統合し、モデル基盤メタアナリシス (MBMA)により各FXaIの最適用法・用量を推定すること、その前提となる薬物動態-薬効(PK-PD)の関係を生体評価系で確認することを目的とした。その結果、FXaIによって発症予防が期待される脳梗塞 および薬効過剰により誘発される可能性のある大出血の2種のイベント年間発生率と薬力学マーカーであるプロトロンビン時間比(PT比)の関係を予測することに成功した。本モデルのシミュレーションにより、FXaIの3薬剤の臨床用量の適切性を評価し、さらに最適化によるリスク低減の可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第Xa因子阻害剤(FXaI)は従来のモニタリングを必要としたワルファリンと比較して使い勝手が良く、心房細動患者の血栓予防のために急速に使用が拡大している。しかし用量最適化の検討は開発時になされていない。本研究ではモデル基盤メタアナリシスの手法により、薬剤の用量調整とリスク(脳梗塞発症の予防効果、大出血などの副作用頻度)の関係を予測することを可能にした。本研究で開発されたモデルは、患者個別の最適な薬物治療計画の立案に貢献するものであり、長期予後評価や低頻度リスクの検証などへの応用も期待される。
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