研究課題
基盤研究(C)
本研究では、慢性腎臓病患者や血液透析導入患者における心血管疾患リスクを上昇させることが知られているタンパク結合性尿毒素を、効率的に除去することを可能とするため、透析液中にタンパク結合性尿毒素を強く結合する結合剤を添加する新たな血液浄化療法を開発するための基礎的検討を行うことを目的とした。研究期間を通じ、種々の結合剤添加時のタンパク結合性尿毒素の除去効率をin vitro実験により測定することを試みたが、適切な実験条件設定に難渋し、タンパク結合性尿毒素の効率的な除去が可能となるか否かについて十分な検証をするには至らなかった。今後さらなる研究が必要と考えられた。
本研究は、現状の血液浄化療法では除去が困難なタンパク結合性尿毒素を、透析液に結合剤を添加することにより効率的に除去可能とすることを目指したものである。種々の検討を行ったものの、研究期間内に十分な検証をするには至らなかったが、今後さらに検討を進めることで、タンパク結合性尿毒素の効率的な除去を可能とする新たな血液浄化療法の構築に繋がる基礎的知見を得ることが出来ると期待される。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件) 図書 (1件)
Journal of Infection and Chemotherapy
巻: 26 号: 2 ページ: 312-315
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Scientific Reports
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