研究課題/領域番号 |
17K08444
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 神戸大学 (2019) 京都大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
大村 友博 神戸大学, 医学部附属病院, 准教授 (00439035)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | パーキンソン病 / microRNA / ユビキチンリガーゼ / 脳機能障害 / 臨床薬学 / 神経疾患 |
研究成果の概要 |
パーキンソン病(PD)等の神経疾患では、運動機能を客観的に評価することが難しく、治療も対症療法しか無いのが現状である。申請者はPDに関与する分子としてHRD1/SEL1Lについて研究を行ってきたが、近年microRNAがmRNAの発現を制御する可能性が示唆されている。そこでPDモデルを用い、HRD1/SEL1Lの発現を制御するmicroRNAを探索した。 その結果、申請者はSEL1Lを制御するmicroRNAを見出し、このmicroRNAがPDモデルの細胞死に影響を与えることが判明した。以上、このmicroRNAがSEL1Lの発現制御を介したPDの新たな薬物治療標的となり得る可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PD治療はいずれも対症療法であり根本的治療法ではない。microRNAを介した治療法(薬)は、多様な薬物が臨床応用されているこれら神経疾患でも存在しない。本成果を応用させることで、新規作用機序に基づく治療方法の基礎となり得る可能性も提示できると考えられる。 また、神経疾患の治療は運動障害等が表出する前に行うほうが有効であると考えられている。microRNAを測定することで運動機能を客観的に評価・診断することが可能となれば、臨床現場においてきわめて有用であると考えられる。
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