研究課題/領域番号 |
17K08453
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
尾上 誠良 静岡県立大学, 薬学部, 教授 (00457912)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 光線過敏症 / 創薬 / 安全性 / 光化学 / 薬剤反応性 / 光毒性 / 副作用 |
研究成果の概要 |
薬剤性光線過敏症を誘発するモデル化合物群を対象とし,その光化学的・光生物学的・薬物動態学的特性を網羅的に解析し,その情報を系統的に整理することで 3 種類の薬剤性光線過敏症(光刺激性,光アレルギー,光遺伝毒性)の誘発機序を詳細に検証した.各光毒性反応に関与する因子を種々特定し,各光毒性リスクを特異的に予測可能な in vitro 評価系あるいは in vitro/in vivo 融合評価系を構築する.開発した評価系の頑健性・信頼性を検証し,研究協力者と協力して国際協調活動を推進し,OECD test guideline 495 成立に成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで現象論で捉えられる傾向にあった薬剤性光線過敏症の発症機序をはじめて統合的に理解することができ,さらに未だ確実な評価系に欠ける光安全性評価を可能となった.また,開発した試験法を多くの化合物に適用してデータを蓄積することで,各種光毒性反応を誘発しやすい化合物の構造上ならびに物性上の特性が明らかとなる.それによって各種光毒性反応に関する structural alert を新たに提示でき,医薬品・化粧品・食品をはじめとする新規化学物質の創製において極めて有用な情報を世界に向けて共有可能となるであろう.
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