研究課題/領域番号 |
17K08455
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
板井 茂 静岡県立大学, 薬学部, 客員教授 (80453059)
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研究分担者 |
岩尾 康範 静岡県立大学, 薬学部, 客員准教授 (30433022)
東 顕二郎 千葉大学, 大学院薬学研究院, 准教授 (40451760)
森部 久仁一 千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (50266350)
近藤 啓 静岡県立大学, 薬学部, 教授 (10825110)
木村 晋一郎 静岡県立大学, 薬学部, 助教 (20791338)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | バイセル / 脂質ナノ粒子 / DDS / 安定性 / Cryo-TEM / 脂質構造体 / 構造解析 / 薬学 |
研究成果の概要 |
HSPC/DPPGのリン脂質をロール混合/高圧乳化処理することで,平均粒子径50 nmのナノディスク構造体バイセルが調製できることが分かってきた。本検討では,i) HSPC/DPPG(2/1)の組成比がバイセルを創るうえで重要なこと,ii) その他の薬物(ノビレチンやSN-38)などを内封しても物理化学的安定性の高いナノ粒子が調製できること、iii) さらに薬物単独と比べてバイセルに封入することで,有意な薬理作用の増大を示すことが明らかとなり、医薬用キャリアとして有用であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,現在までNMR等,構造解析をメインに利用されてきた脂質ナノ構造体バイセルを,今回,医薬用ナノキャリアとして応用しようという初めての試みであった.研究成果として,本バイセルの構造特性の詳細とDDSキャリアとしての有用性を示すことができ,今後本キャリアを用いた画期的な新薬開発に繋がることを期待している.
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