研究課題/領域番号 |
17K08458
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 東北医科薬科大学 |
研究代表者 |
菅野 秀一 東北医科薬科大学, 薬学部, 准教授 (00347907)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 酸化的ストレス / 抗癌剤 / ドキソルビシン / 心毒性 / 副作用発現因子 / 遺伝子発現 / Interleukin 6 / Programmed cell death 1 / RNA / Il6 / Pdcd1 / アポトーシス / カスパーゼ / RNA / Pdcd1 / Sod3 / Il-6 / リアルタイムPCR / 副作用 / mRNA / 癌遺伝子 / 癌抑制遺伝子 / 抗酸化酵素 / 癌化学療法 |
研究成果の概要 |
酸化的ストレスは薬の効果や毒性発現機序に深く関与する。アントラサイクリン系抗癌剤のドキソルビシン(DOX)は様々な癌種に適応されるが、癌患者に対して酸化的ストレスを介した重篤な心毒性を生ずることが問題となっている。本研究では、マウスを用いたin vivoの実験と、心筋細胞株を用いたin vitroの実験により、生体内のインターロイキンー6(Il6)とProgrammed cell death 1 (Pdcd1) の遺伝子発現が、DOX誘発心毒性の感受性因子として存在することを見い出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗癌剤は主作用のみならず副作用も強いため、抗癌剤による治療は癌患者へ大きな負担をかけることになる。抗癌剤の作用機構として、酸化的ストレスの関与が示唆されている。また、酸化的ストレスは病気の発症や免疫系など、生体内で多岐に渡る様々な生理作用にも関与する。アントラサイクリン系抗癌剤のドキソルビシン(DOX)は、効果の反面、癌患者に対して酸化的ストレスを介した重篤な心毒性を生ずることが問題となっている。そこで、DOXをはじめとする酸化的ストレスが誘引する抗癌剤の副作用発現因子を解明できれば、癌患者における副作用の発現を軽減し、有効かつ安全な癌化学療法を施行できる可能性が高い。
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