研究課題/領域番号 |
17K08461
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 帝京平成大学 |
研究代表者 |
石田 功 帝京平成大学, 薬学部, 教授 (00415556)
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研究分担者 |
大西 敦 帝京平成大学, 薬学部, 教授 (50342762)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ヘビ毒 / フィブリン / 血栓溶解剤 / フィブリン分解酵素 / ハブ毒 / 台湾ハブ毒 / 遺伝子組換えタンパク質 / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
ガラガラヘビ毒由来メタロプロテアーゼ断片(Alfimeprase)は、強力なフィブリン塊分解活性をもつが出血活性はもたず、且つrtPA(組換え組織型プラスミノゲンアクティベータ)のような副作用が予想されないため、米国で血栓溶解剤として臨床開発された。しかし、生理的条件下において、Alfimepraseは血清中のα2-macroglobulin (α2M)により不可逆的、且つ迅速に不活性化されるため、期待された血栓溶解効果は見られなかった。本研究では、Alfimepraseのホモログである台湾ハブ毒由来タンパク質TM3(Fibrinlysin)に着目し、研究を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血栓症は、我が国においても欧米と同様に、罹患率・死因率の高さはトップクラスであり、その予防、治療に関する研究の注目度は非常に高い。血管の梗塞部位の解除には、組換え組織プラスミノーゲン活性化因子(rtPA)の静脈注射は効果的であるが、血中プラスミン産生による補体の活性化、血小板凝集促進による副作用が問題となる。フィブリン塊分解活性を持ち、なおかつ血中で不活性化されず、出血活性を持たないヘビ毒由来タンパク質断片の創製は、有用な血栓溶解剤となる可能性がある。
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