研究課題/領域番号 |
17K08463
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
有田 悦子 北里大学, 薬学部, 教授 (60220240)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 研究倫理教育 / 参加型教育 / 薬剤師 / 臨床研究 / 倫理的感受性 / 質的研究 / ヒューマニティ教育 / 医療者と研究者 / 薬局薬剤師 / 意識調査 / 質的分析 / 動機づけ / 学習意欲 / コミュニケーション / 病院薬剤師 / 学習動機 / 医師 / 参加型教育プログラム / 医療薬学教育学 |
研究成果の概要 |
本研究は、臨床心理学やコミュニケーション等のヒューマニティ教育をベースとし、薬剤師が主体的に研究倫理を学ぶことができる参加型教育プログラムの構築を目指した。 薬剤師を対象とした現状調査では、研究倫理について学ぶ意欲はあるものの教育機会が乏しい状況が明らかになった。また研究倫理のとらえ方の質的検討からは、医療者と研究者としての立場の違いが明確に認識されていない傾向がみられ、意図せず倫理的に不適切な行動に繋がる危険性が示唆された。 以上の結果から倫理的に不適切なポイントを具体的に学習できる参加型研究倫理教育プログラムを構築、実施したところ教育効果は高く学習意欲向上にも寄与することが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において構築した参加型研究倫理教育プログラムは、集合研修だけでなくオンライン(ライブ)研修でも有用性が確認されている。また研究倫理の概念図からは、臨床研究において薬剤師のみならず広く医療者が陥りがちな倫理的問題点が明確になった。 研究倫理の知識修得に留まらず研究に際しての倫理的感受性や判断力を養うためには、継続的な学習が必要であり、本教育プログラムは多忙な現場の医療者への汎用性が高い。 医療の進歩には臨床研究が不可欠であり、本研究成果が医療者の研究倫理教育に活用されることにより臨床研究の質向上へ貢献することが期待される。
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